小さな複雑時計でどう遊ぶか？

ボーム＆メルシエは、卓越した時計作りを目指すブランドとして、完璧さを常に追求し、それを時計作りの哲学としています。ボーム＆メルシエが独自の美学を確立できたのは、こうした文化があったからこそです。今年、ボーム＆メルシエは、独自のブランドアイデンティティをデザインに取り入れた、個性的な新作ウォッチを次々と発表していますが、その中から「スモール・コンプリケーション」をご紹介します。 (腕時計型番：M0A10548)

ボーム＆メルシエクリフトンプティットコンプリケーションイラスト入り

動作中の時計です。

ボーム＆メルシエの卓越したクラフツマンシップと、優れた性能のパッケージが見事に融合したモデルです。

直径42mmのケースは適度な大きさで、その繊細なデザインはほとんどの着用者に違和感を与えません。ボーム＆メルシエでは、スチール製に加え、ローズゴールド製のケースも用意しており、スチール製よりも高級感を演出しています。

ケースを裏返すと、ブランドロゴが刻まれたリューズが現れ、その周囲には滑り止めのテクスチャーが施され、簡単に調整できるようになっています。

文字盤のデザインは、かなり印象的で記憶に残るものです。グレーは実は時計の配色として非常に一般的なものですが、ボーム＆メルシエのラッカー仕上げのグラデーションスタイルは非常に質感が高く、時計を一瞬にして目立たせてくれます。半透明でポリッシュ仕上げのロジウムプレート製ムーンフェイズ・ディスクは、深い青空に映える星の光をイメージし、時計にかすかな彩りを添えています。6時位置には日付ディスクがあり、文字盤のスペースを節約しながら、12時位置のデイディスクと対称的なデザインを実現しています。

ロジウムメッキのリベットで留められたファセット・バゲットのアワーマーカーは、アラビア数字やローマ数字よりもシンプルで、シャープで角張ったアルファ型の針が、グラデーションのかかったグレーの文字盤とのコントラストで正確な読み取りを可能にしています。

ブルーの四角い鱗状のクロコダイルレザーが上品で、トリプルフォールディングセキュリティクラスプにもボーム＆メルシエのロゴが入り、高い認知度を誇っています。

ストラップのクイックリリース仕様もこの時計の見どころのひとつです。暖かくなってきたら、工具を使わずに自宅で交換できるスチール製のブレスレットを装着することも可能です。

搭載される自動巻き機械式ムーブメントは、ブランド独自のBM14-1975AC2で、新設計の香箱とシリコンパーツにより1500ガウスまでの磁場に耐え、最大120時間のパワーリザーブと日差-4/+6という精度を実現するなど、こちらもかなり優秀なものである。さらに、ムーブメントには航空業界特有の潤滑油が使用されており、推奨点検間隔5～7年という、同価格帯の時計をはるかに凌ぐ性能を実現しています。

M0A10548は現在、一般価格33,800円で、予算のある方は日付表示を外したものもあります。スチール製のブレスレットとレザーストラップが選択でき、様々なスタイルに対応します。

結論：ミニマルでスタイリッシュなデザインと優れた機能的位置づけで多くの時計ファンを魅了しているこの時計は、個性的で実用的なスモールコンプリケーションウォッチが欲しいなら、ボーム＆メルシエを検討してみてはいかがでしょうか。